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2013年3月29日金曜日

イノベーションを阻害する気質

貴方が、もし、確立されたもの、権威のあるものが好きである場合、

その気質を克服できないなら、

おそらくは、イノベーティブなことを成し遂げる確率は低くなると思われます。

それはなぜでしょう?



確立されたことを知らずのうちに求めている気質というのは、

権威あるものを含め、

「こうすれば、必ずこうなって、失敗しない!!」

ということを期待しているからです。



別の言い方をすると、アルゴリズムの存在を期待しているのです。



ここでの深層心理としては、

「自分はバカを見たくはない」

ということではないでしょうか?


逆説的ですが、イノベーションには、バカをみることが必要なのです。

成功するためのアルゴリズムは存在しません。

試行錯誤とか、探索学習という言葉で表現される行動をとることがどうしても必要なのです。


ですが、バカであり続けては、もちろんいけません。

バカをみて、うまくいくかどうかを見極めるということです。

そのために有効なことは、

ヒューリスティックスを使うことであると私は考えています。

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、

仮説形成法とか、心的ショートカットと表現すれば分かりやすいかもしれません。



問題は、ヒューリスティックスは、必ずしも正解を与えないことです。

だからこそ、検証することが必要であり、

デザイン思考等の方法論では、

プロトタイピングを行ったあとの検証工程が重要となってくるのです。