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2011年7月11日月曜日

コアの定義って、人により様々

「事業のコア」だとか、「コア技術」、「コアコンピタンス」という表現は、知財と事業との接点においてよくみられる表現である。

しかし、人によって使っている意味が異なることも多い。

点としてのコアであったり、線や面としてのコアであったりする。

点としての意味で使っている人には、

事業の線や面(二次元、三次元)の視点が欠けることが多い。

事業は、点としての技術や知財だけでは立ち行かない。

こう言われれば、そんなの当たり前と思う人は多いが、

知財の現場でバリュー・チェインを語る人を見かけたことはない。

時間の座標軸の視点も欠けることが多い。

あっても、せいぜい特許期間の20年という話ぐらいだろう。

「コア」という表現自体が、広がりを排除する傾向があるのではなかろうか?

そういった意味で、Platformという表現を使うことを私は提唱したい。

自社のコアというと、頑なに排他的行動を行うことと結びつくが、

Platformという表現だと、もちろん排他的な行動をとることも可能だが、

自社内外で利用する、利用してもらうという利用関係の発想を生みやすい。

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