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2011年7月15日金曜日

デジタルとアナログのInputとOutput(2)

昨日はInputについて語りましたが、

今日はOutputの前段階の「処理」について。


以前、あの勝間さんの本で、

日本人はもっとアウトプットにこだわった方がいい

と書かれているのを読んだことがありました。

たしかに、日本人は勤勉ですから、

様々な情報を入手する努力を怠らないですよね。

これはこれで重要なのですが、頭の中は外から見えない。

それに、入れたつもりでも

ほとんど身についていないことが大半なんですよね。


だから、Inputはできるだけ気軽に行っておいて、

Outputする習慣を定期的に行うと、

周りから評価の対象となるのと同時に、

自分の中での理解も深まるのです。



Outputを積極的に行うためには、

まず、自分がInputとして集めた情報等について

頻繁に検索して、情報を自分の視点で整理しておくことが必要です。

検索のキモとしては、自分の興味ある対象を、

「意味空間」

として把握するということを、私は提唱しています。

日本人は興味ある対象を、

大抵はキーワードとしての名詞で把握していることが多いと思います。

物事をTopicとして捉えており、

主観の入る余地があるために、

その内容に自ずと幅が出てきてしまいます。


どのような視点で興味の対象を把握しようとしているのかが、

自分でもよくわからないのです。

そこで、自分が興味ある事柄は、

何を、どうする ことなのか?

これを意識するといいと考えます。


英語で表現しようとする場合、

動詞+目的語

ということになります。

例えば、日頃、「特許」というキーワードで

自分の興味を定義している場合、

おそらくは、

動詞=保護、 目的語=発明

という関係で捉えていると思われますが、

実際のところ、これだけが自分の興味の対象なのか、

それとも、動詞=活用、利用にも興味があるのか、

あるいは、目的語=著作物にも興味があるのか

こういったことを自然と意識するようになれるわけです。

更には、活用や利用とは、訴訟のことを意味しているのか、

それともビジネスとしての活用のことを意味しているのか、

こういったことを考えることで、

自分としての物事の捉え方が明確になっていきます。

このような目的意識は、Inputとしての情報検索の際や、

実際に収集して得た情報を整理する際の、

非常に有効な整理手段となりえるわけです。

このような整理手段を持つということは、

自分自身が興味の対象について

構造化して把握すること、

即ち、意味空間を持つことになります。


このような意味空間をもち、

世の中の情報を検索してみると、

自分の視点がどれほどユニークなのか、

共通した視点を持っている個人や集団がどこに存在しているのか、

こういったことが分かるようになります。

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